コンクリート打継部用、水災対策用、名前は同じ止水板でも用途が全く違います

一概に止水板と言っても、世の中には、実は全く用途の違う止水板が2種類あります。どちらも水を止める板と書いて「止水板」という名称ですが、全くの別ジャンルの建材です。どこの水を止めるか、という用途の違いがジャンルの違いとなっています。

1つは、弊社が扱っているコンクリート打継部に使う止水板です。コンクリートは一度に打設できる量および範囲に限界があるため、コンクリート構造物は必然的にコンクリートを何回にも分けて建造していきます。その際、打設時期の違うコンクリート間に、一体化されていないコンクリート打継部が生じます。その箇所は一体化されていないため当然漏水が起こりやすく、地下部などの水が浸入してくる環境下では、そこからの漏水を止めるために止水板を使用しなくてはいけません。これが、コンクリート打継部用の止水板です。

もう一方の止水板は、水災対策用の止水板です。ゲリラ豪雨や川の氾濫時など、建物や地下道に水が流れ込んでくるような状況で、その入り口に金属製または樹脂製の大きな板を連続して設置することで水の流入を防ぎます。水害が多い近年では、こちらの用途の止水板も一般的になってきました。

どちらも止水板という名称のため、時々、弊社にも水災対策用の止水板のお問合せをいただく事があります。名称が同じというのは確かにややこしい事ですが、どちらも水を止める板という形状からの材料名となっているため、致し方ない事かと思います。ちなみにコンクリート打継部用の止水板では、現在は板状以外の形状(後付けのロープ状や外付けのシート状)もあり、一見したところ止水板という名称が当て嵌まらないような物も多く存在します。

 

弊社各製品は下記アドレスよりご確認いただけます。https://www.risuten.com/product/uchitsugibu/index.html

 

冬期休暇のお知らせ

令和3年度冬季休暇、以下の通りです。

12月30日~1月4日

5日より通常営業いたします。

また、上記期間でも電話は繋がりますので、何かございましたらご連絡ください。

止水性能ナンバー1 「板状タイプ非加硫ブチルゴム止水板」 でも施工が難しい・・・

記事のポイント

  • 板状+非加硫ブチルゴムによる高い止水性
  • 板状タイプは施工が難しい
  • 施工性の向上が止水性確保の要

各種コンクリート打継部止水板で、最も止水性が高いとされているのが板状タイプの非加硫ブチルゴム止水板です。弊社製品でいうと「リステンプレート」がそれに該当します。

同じ板状タイプの塩ビ系や、非粘着のゴム系のように水道(みずみち)を板物で遮るだけでなく、粘着性の非加硫ブチルゴムがコンクリートに強力に接着していくため止水性がさらに向上します。

 

板状タイプ止水板の止水効果(水道を遮る)+非加硫ブチルゴムの接着力=止水性能ナンバー1

 

しかし板状タイプ止水板は全体的に施工が難しいため、リステンプレートにおいても施工不良によりその止水効果が期待できない事が多いのも事実です。特に多いトラブルとして、差し込み時に下の鉄筋が邪魔をして差し込めない、ジョイント部が外れてしまう、などがあります。

これらのトラブルを解消し、板状タイプ非加硫ブチルゴム止水板の強力な止水性能を発揮していただくためにお勧めしたいのが「リステンプレート結束線付」です。結束線が付くことで、差し込み位置に合わせて予め止水板を設置しておけるので、差し込み作業が不要です。そのため、コンクリート打設時に止水板が浮かないよう打設量の調整ができたり、鉄筋が邪魔をする箇所はリステンプレートを半分程度カットすることで鉄筋をリステンプレートに通しておくことが出来ます。(※カットして鉄筋を通した箇所はリステンボンドUS-3000で補修してください。)

また、差し込み時に大きく動くことで起こるジョイント部の外れも予防できます。

 

施工イメージを簡単なイラストにした動画です。よろしければ参考にして下さい。

また、板状タイプ止水板は施工タイミングによって施工性が相当に異なってきますので、その点はご注意ください。鉄筋がなるべく少ない時に施工できるよう調整をお願いします。

弊社各製品は下記アドレスよりご確認いただけます。https://www.risuten.com/product/uchitsugibu/index.html